ミナミブログ!

南綾子です。小説書いてます。
本の内容
 
 新刊発売中です。
 気がつけば一ヶ月がたちました。そろそろ内容をご紹介しないとね。

 まあタイトルで丸わかりですが、テーマは婚活です。
 
  主人公はわたし自身で、わたしがここ数年、実際に行った婚活をもとに、虚実ないまぜにして……とここまで書けばでお察しの方もいるかと思いますが、2012年に新潮文庫から発売された「文芸あねもね」にわたしが寄せた「ばばあのば」と同じスタイルの話になっています。あの続きもの、と考えていただいていいかもしれません。とはいってもストーリーはまったく続いていなので、「ばばあのば」を読んでいない方も楽しんでいただけると思います。
「ばばあのば」を全く知らない方のためにもう少し詳しく説明しますと、物語の冒頭で”この物語はわたしの身に実際に起こったできごとであり……”みたいなことを書いておきながら、その数ページ後に幽霊が登場します。でもこの話は事実なんです。そうわたしは言い張り続けています。
 ま、そういう話です。
 
 今まで、自分の書いた小説を自分で薦めることが苦手で、つい「つまんないものですがお暇でしたらどうぞ」的なテンションで人に渡したりブログを書いたりしていたわけですが、今回はですね! 自分でいうのもホントにアレですが、マジでおもしろいんですよ! だってね? ゲラやってるときね、ゲラっていうはまあ一文一文この表現でいいのか時間をかけて確認していく作業なわけですけど、読んでるうちにもうおもしろくって仕方なくてどんどん先が気になって、仕事を忘れてページをめくってしまうことがしばしばありました。自分で書いた話なのに、変だよね、テヘッ。ゲラになる前、原稿を書いているときも楽しすぎて、この仕事が永遠に続けばいいなあとすら思いました。 
 わたしは、とくに書き下ろしや長編の場合は、いつも苦しくて苦しくて仕方なくて、ウニ丼のことなどを思い浮かべて現実逃避しながら何とか必死で書き上げるんですけど、今回は苦しいとか辛いなんて思ったことは一度もありませんでした。まあ、夏にエアコンがぶっ壊れた中で書いていたときはちょっとキツかったけど。そして書きながらウニ丼のことを考える点はいつも通りでしたけど。余談ですが、わたしは本当に普段からウニ丼のことをよく考えていて、今回は先述のとおり自分が主人公の話なので原稿の中のわたしもウニ丼のことを考えまくっていてウニ丼という単語がウザいぐらい頻出するのですが、おかげで原稿が終わったとき、ご褒美にウニ料理屋さんにつれていってもらえました。たぶんあの日が2014年のわたしのハイライトです。
 企画が持ち上がってから完成まではものすごく時間がかかって、途中編集さんが何度も変わってプロットが大幅に変更になったりとかいろいろあり、もうダメかな〜なんて弱気になった時期もあったのですが、書き出してからはあっという間でした。

 「おい、おまえ、さっきからおもしろいとか楽しかったとかばっかりで、具体的にどこがおもしろんだよ。全然つたわんねーよ、馬鹿」とお思いですか? じゃあ具体的にどこがおもしろいか書きますね。全部です! いや本当に。最低でも四ページに一回は何かしらの笑いどころがあるように、というのを念頭に書きました。思えば、こうしてはっきり人を笑わせようという意図を持って本を書いたのははじめてですね。ていうかこれまでの本は、もう自分の思いついたことを一方的に書く感じで、読んでくださる方の気持ちとかあんまり考えていなかったのかもしれない。「わたしはわたしで好きなことを書いてるので、読んだ人も好きなように感じてー!あとはしらんし!」みたいな。そんな感じ。でも今回は、とにかく笑ってほしいのです。
 あと、できれば婚活中の人、何年やっても成果が出なくて苦しんでいる人に読んでほしい。なんで自分だけ、みんなできていることがどうして自分だけできないんだろうと心を痛めている人に読んでほしい。あなただけじゃないんだよ、ということを伝えたい。

 そんなわけで、婚活1000本ノック、ぜひともよろしくお願いいたします!
| minaming0610 | - | 04:17 | - | - | -
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
<< August 2017 >>